2000年は2010年よりさらに厳しい就職氷河期でした。 その就職氷河期に内定を1つもとれなかった先輩たちに聞いたアンケートです。 2010年4月7日 an調べ
■プレスリリース
■卒業後の就職活動の変化 ― 「条件を緩めて仕事を探した」 6割超える 卒業してからの会社選びの基準の変化を聞いたところ、「選択基準は変えなかった」が37.0%で最多となったものの、「希望の職種を広げた」(35.0%)、「希望給与・待遇を緩めた」(21.0%)と続き、希望条件を緩和した人が全体の6割を超える結果となりました。 また、卒業後、企業への応募や面接以外に就職活動のために取り組んだ活動について聞いた質問では、「応募や面接以外に就職のためにした活動はない」(48.0%)が最多となり、半数が卒業後も引き続き企業にコンタクトをとることに集中していたことが分かります。一方で、「先に就職した友人からの情報収集」(23.0%)や「興味のある仕事のアルバイト」(22.0%)、「スキルアップのための資格や語学の勉強」(22.0%)もそれぞれ2割となり、新たなアクションを起こした人も見られました。(図表1、2参照) ■卒業後に就職活動をして得たことは? ― 厳しい経験をバネに仕事への意欲増す 振り返って、卒業後に就職活動を行ったからこそ得られた経験について聞いたところ、「在学中は全く興味がない分野で、マークしていなかった会社と出会えた」(2003年大学卒業 男性)「自分で決めた!という思いが強かったので、簡単に辞めようと思わなかった」(2001年短期大学卒業 女性)など、厳しい環境を乗り越えることで、仕事に対する視野の広がりや意欲の変化を感じた人が多かったようです。 ■就職活動中の卒業生にアドバイス ― 経験もとに 「焦らず就職活動を」 現在就職活動中の今春の卒業生にむけたアドバイスを聞いたところ、「その当時は少なからず焦りを感じていましたが、今思うと、若いというだけでまだまだ就職のチャンスがあったので、焦る必要はないと思います」(2002年大学卒業 男性)、「希望職種でなくても、就いてみると意外と自分に合っていたりもします」(2000年大学卒業 女性)など、自身の経験をもとにしたアドバイスが多く見られました。 ■解説 ― 10年前の就職氷河期に学び 可能性広げた就職活動を 今回の調査では、卒業後の仕事探しでは、在学中の就職活動時より、選択肢を広げて考えるといった変化が多くの人に見られることが分かりました。過去の氷河期では、卒業後に就職活動を成功させた人の就職成功のカギは視野を広げて仕事を探すことだったようです。 今まさに卒業し就職活動中の人にとっても、今まで見ていなかった求人媒体を見てみたり、知らなかった業界、職種の情報収集をしてみるなど、今の希望条件に縛られない活動が重要となるのではないのでしょうか。 (「an」編集長 奥山 真)
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